2003年8月13日(水)「しんぶん赤旗」
十二日、日本民主青年同盟が発表した「青年に仕事を−−政府は真剣にとりくんでください」署名の請願項目は次の通りです。
1 政府は青年の仕事を減らし続ける大企業に、雇用を守り、ふやすよう、監督、指導を徹底してください。労働時間を短縮し、「サービス残業」をなくせば、青年の働く場をふやすことができます。教育・福祉・医療などの分野は、深刻な人手不足です。政府の責任で雇用をふやし、「社会に役立つ仕事がしたい」という青年の願いをかなえてください。
2 社会に巣立つ新卒の青年が多数就職できず、「世の中に居場所がない」と悩み苦しんでいます。青年の失業者やフリーターのために、職業紹介と職業訓練を抜本的に充実し、生活保障つきの職業訓練、奨学金の返還免除を実現して、安心して仕事探しができるように、サポートしてください。
3 フリーター、派遣、契約、長期アルバイトなど、不安定な身分で働く青年は、低賃金で保障もなく、いつ雇い止めされるかと不安を抱えています。その不安を解決し、雇用を安定させるために、政府は、会社が正社員を募集するときには、その会社で働いている派遣やアルバイトから優先的に採用する制度を整えてください。
4 年々早まる就職活動のために、大学で十分な専門学問を身につけられないことは、本人にとっても、社会や企業にとっても大きな損失です。会社訪問の解禁日など、学業と両立できる就職活動のルールをきちんとつくってください。