2003年8月12日(火)「しんぶん赤旗」
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異常な就職難やフリーターが急増している青年の雇用・就職難の問題について、日本共産党の春名なお章衆院議員は十一日、愛媛県の松山公共職業安定所(ハローワーク松山)、松山大学就職課と懇談しました。
林のりこ衆院一区候補と、田中かつひこ衆院二区候補、西本敏松山市議が同行しました。
ハローワーク松山では、朝早くから職を求めて多くの人が訪れ、求人を紹介するコンピューターの前に列を作っていました。応対した水田宏所長は、職員が積極的に企業に足を運び、求人を掘り起こしていることを話し、「一日に二千人がここを訪れますが、職員や、コンピューターを置く場所が足りず、ていねいな応対ができない」と語りました。
松山大学では就職課の田内伸枝係長が応対。「内定が決まらず、落ち込む学生もいる」と話し、「就職試験が多い四月には、学生が授業に出席できず、教授が『授業にならない』と就職課に文句を言いに来る」と、学業と就職活動が両立できない実態を明らかにしました。
春名議員は、訪問した先々で、「就職難は若者だけでなく、日本社会の将来にかかわる問題。企業に社会的責任を果たさせるのが重大な課題です。現場の方々と共に、問題の解決に取り組んでいきたい」と語り、要望を聞きました。