日本共産党

2003年7月27日(日)「しんぶん赤旗」

海外派兵の制限破る

イラク特措法で新華社論評


 【北京26日小寺松雄】中国国営の新華社通信は二十六日夜、日本でイラク特措法が成立したことについて「日本は海外派兵の制限をさらに突き破った」と題する論評を発表しました。

 論評は、この法律は「戦争中の外国領土へ自衛隊を派遣できるという初めてのもの」と指摘。湾岸戦争以来の自衛隊の海外派兵を振り返って「日本はひたすら海外派兵の制限を取り払おうとしてきた」と批判しました。さらに「日本は“海外派兵の永久化”という問題に決着をつけたいと願っている」と分析しています。

 論評は、自民党憲法調査会が日本が集団自衛権を持てるように憲法を変えることを要求していると紹介。これに対して「過半数の日本人はこの法案や日本のイラク派兵に反対している」と日本国民の反対の声の高まりを報じています。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp