2003年7月25日(金)「しんぶん赤旗」
年金改悪法案の国会提出が来春にも狙われ、政府税調が消費税大増税をうちだし、くらしを破壊する小泉内閣の攻撃が国民におそいかかろうとするなか、全労連(全国労働組合総連合)は二十四日、東京都内で開かれた第三十三回評議員会で年金改悪と大増税阻止へ〇四春闘で大規模なストライキを配置し、この秋から本格的な大闘争をくり広げていく方針を提案しました。年金など国民的要求でのストは一九九四年以来です。
坂内三夫事務局長は、年金改悪の反対のたたかいを「世紀の大対決点であり、この一年の最重点課題」と強調。最低保障年金制度確立の要求をかかげ、大増税反対とともに、「労働組合が先頭に立ち、諸団体とともに目に見えるダイナミックなたたかいをすすめよう」と呼びかけました。
具体的なたたかいとして、雇用と地域経済守る課題や国政転換の要求と結んで九月下旬から十月上旬にかけて全国キャラバン行動を展開します。自治体や中小企業、農畜産業者、老人クラブ、労働組合への要請、懇談をすすめ、十月には四十七都道府県でいっせいに集会を開催、全国では百万人規模の大行動を計画しています。また年金・増税反対の五百万人署名にとりくむことを呼びかけました。