2003年7月16日(水)「しんぶん赤旗」
国立大学、高専法人法案に反対し、大学・高等教育の充実をめざす連絡会(全大教、全学連など十二団体で構成)は十一日、国立大学法人法の成立に抗議する声明を発表しました。
声明は、与党による採決の強行に「強い憤りと抗議の意思」を表明。同時に、会期内成立を阻み、与党を追いつめたことは法案のもつ矛盾や全国的な反対運動の広がりによるものだとしています。
大学評価と資源配分のあり方、教職員の身分など問題点や不透明さが存在すると指摘。しかし、反対運動を反映した国会審議を通して、大学の自治と学問の自由を擁護し、教職員の身分保障をめざす取り組みにつながる付帯決議が採択されたとしています。
法案成立によって、いかなる困難があっても人類と地域社会に貢献する大学・高等教育と平和と民主主義の発展のために粘り強く取り組むと決意しています。