2003年7月13日(日)「しんぶん赤旗」
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全日本国立医療労働組合(全医労、二万六千人)は十日から十二日まで、静岡県熱海市で第五十七回定期全国大会を開き、二〇〇三年度運動方針を決めました。
大会では、来年四月一日には国立病院・療養所が独立行政法人へ移行するという歴史的な転換点を目前にして、かつてない人減らし「合理化」にたいし、職員の雇用と国民医療を守るたたかいをさらに強化しようとの発言がつづきました。
賃金職員の雇い止めを許さず、雇用継承をかちとるたたかいに全力をあげることや、医療事故の背景にある人手不足を解消し、安全・安心の医療・看護を提供するためにも、一病棟最低三人以上の夜勤体制実現をめざす運動をいっそう強化することを確認しました。
また、調理、クリーニング、ボイラーなどを狙い撃ちにした職員不補充をやめさせる運動を確認しました。
日本共産党の小沢和秋衆院議員が激励のあいさつをしました。
委員長に保木井秀雄氏、書記長に北川寿博氏(いずれも再任)など新役員を選出しました。