2003年7月8日(火)「しんぶん赤旗」
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国立大学法人法案の採決強行を許すなと、与党が八日にも参院文教科学委員会での採決を狙っているなか大学教職員、学生、学生の親など五十人以上が七日、国会前で座り込みをおこないました。国立大学法人法案に反対する教職員交流連絡会が呼びかけたもの。梅雨空のもと「廃案にもち込むぞ」とシュプレヒコールが響きました。
東京大学教養学部の学生や、二人の子どもが国立大学に通っている母親などが、廃案にするまでがんばると次々と決意を表明。
鹿児島大学の教員は、学生から反対の意見が多く出されていることを紹介し、学生に「廃案にしてくれ」と励まされ座り込みにきたことを報告。
東京大学の教員は、文科省はまともな答弁ができないなど審議でも法案の問題点があらわになっていることや、これまでの運動で世論が大きく動きだしていることなどを強調。「与党は理不尽な数だのみしかなくなっている」として、採決強行を阻止するこの間の運動の強化を呼びかけました。
日本共産党の石井郁子衆院議員と、畑野君枝、林紀子の両参院議員、民主党の参院議員が激励しました。