2003年7月7日(月)「しんぶん赤旗」

国立大法人法案に反対　大学人が宣伝

“学費あがるの？困るわ”

東京・銀座

国立大学法人法案に反対して宣伝する大学関係者＝６日、東京・銀座マリオン前

　「大学は、学ぶ場。文科省の天下り先じゃない」（女子大生）「学問の自由を認めてあげて」（主婦）―六日、東京・銀座でおこなわれた国立大学の法人法案に反対する教職員らの訴えに、通行人が次々とペンを取りました。

　この日の宣伝行動は、「採決強行はやめ、慎重審議を求めるファクス」に、直接国民の声を書いてもらうというもの。宣伝には、全国から三十人あまりの大学人が駆けつけました。

　室蘭工業大学の職員は「（法人化で学費が上がり）お金持ちの学生しか大学に来れなくなる。それでいいのかと訴えたい」。大阪外国語大学の教員は「子どもたちの将来の問題です」と力強く訴えて、ビラを配布。あちらこちらで対話になりました。

　国立大学に子どもを通わせている女性は、「学費、上がるの？　それは困る」とファクスにおうじました。