2003年7月6日(日)「しんぶん赤旗」
|
日本共産党の木島日出夫衆院議員と佐藤正雄県議、奥山裕二前県議、渡辺三郎県副委員長ら六人が五日、福井県敦賀市にある核燃料サイクル開発機構の新型転換炉「ふげん」(今年三月から廃炉へむけ永久停止)の事故の経過と今後の対応について現地調査を行いました。
「ふげん」発電所の古林俊幸所長らが対応し、事故について「廃棄物処理建屋の焼却炉のぞき窓が破損し、そこから中に残っていた灰が取りだし室にひろがり、煙のように見えたが火災は確認されなかった」と事故の状況について説明。原因については「調査中である」と述べました。
木島議員らは、「廃止措置準備期間中であるとはいえ、事故はあってはならないこと」と強調し、原因の徹底追究と安全管理による今後の事故防止を求めました。
破損したガラスは、放射線防護のための鉛入りで厚さ七ミリ、強度は普通ガラスと同様とのことでした。