2003年7月5日(土)「しんぶん赤旗」
創価学会が所有する不動産に課税しないのは違法として、元公明党都議の龍年光氏らが東京二十三区内の都税事務所長を相手におこしている住民訴訟の第十三回口頭弁論が四日、東京地裁で開かれました。
原告側証人として出廷した元創価学会幹部は「会館が選挙のたびに公明党支援の拠点として使われていた」として、会館内で公明党の候補者が土下座などをして支持を訴えていたことや、支援活動の集計を会館に報告していたことなどを具体的に証言しました。
「昭和四十年代」には、学会の会館で幹部の指示を受け、各家庭に郵送された選挙はがきをポストから抜き取り、有権者に成り代わって投票する「替え玉投票」をおこなっていたことを告白。「自分もはがきを抜き取り、替え玉投票をした。下部にも替え玉投票を指示した。ある選挙ではサングラスをかけたりして変装し、同じ投票所に十数回行ったことがある」と証言しました。一方、被告側証人の堤誠・創価学会副会長は「立候補者が会館を使って、選挙の告示前後に会員にあいさつすることはあるが数回程度」などとのべました。