2003年7月5日(土)「しんぶん赤旗」
「巨大な復興支援が必要」──日本共産党イラク調査団の緒方靖夫団長は、衆院イラク特別委の参考人質疑(一日)で訴えました。
同調査団の報告によると、現地からは雇用創出、電力の復旧、医療施設の再建、医療技術指導、教育、上下水道・ごみ収集、食糧など多くの分野で日本に対する支援要請の声が上がっています。
しかし、こうした復興支援に自衛隊は必要ありません。現地では「イラクの実情からすれば、軍隊が来ればむしろ有害だ」との声が上がっています。
一方、与党調査団は報告で「十五カ国がイラクに軍隊を派遣している」ことを強調し、米軍に対する水の補給などのために自衛隊を「すみやかに派遣」すべきだとしています。イラク国民のニーズ(必要)とは無縁で、米軍のニーズしか視野にありません。