2003年6月30日(月)「しんぶん赤旗」
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「消費税の二ケタ増税をストップさせる草の根の大運動を広げよう」と消費税をなくす全国の会は二十九日、創立十三年記念の「草の根活動のつどい」を東京・全労連会館で開きました。八都県から六十七人が参加しました。
杵渕智子事務局長は、政府税制調査会の中期答申についてふれ、「消費税の増税は、国民のくらし、営業をいっそう厳しくし、困難に追い込む。学習して増税を許さない、運動をすすめましょう」とあいさつしました。
「商店街で宣伝したら九十人を超える人が署名をしてくれた」(千葉県)など、多くの国民が増税計画に怒っていることが語られました。
群馬県の代表は、「学習会、ニュースの発行を始めた。定期的に世話人会も開くようになり、民主団体と共同して意見ポスターを作って、運動が広がっている」と発言。茨城県の代表は、税率引き上げ反対、平和とくらしを守る市民の集いを開いたとのべ、栃木県の代表は、中小業者らが「商売ができなくなる」「10%、20%になったら死ぬ以外にない」と悲痛な声をあげているとのべ、学習会を開き、運動を広げたいとのべました。
「リストラにあった人が会員になった」「『ノー消費税』を読んで、自民党支持者が会員になった」という発言もありました。
全国の会常任世話人の増本一彦弁護士は、消費税を増税すべきだという意見にたいして、年金・社会保障目的税というごまかしを打ち破ることが大切だと強調し、くわしく解明しました。