2003年6月24日(火)「しんぶん赤旗」
参院で審議中の国立大学法人法案にたいする反対決議が、各地の学生自治会で相次いであがっています。
信州大学では二十二日、各学部自治会の連合体である学生自治会連合が代議員大会を開催。「学費のいっそうの値上げや学部間格差をもたらす国立大学法人化などの大学再編に反対します」とした決議を採択しました。
一橋大学前期学生自治会が十九日に開いた学生大会には、昨年を百人以上上回る二百八十二人が参加。国立大学法人化に反対し、大学に「学費・奨学金制度など学生生活環境、学科教育環境、課外活動環境の充実」などをもとめる参考決議を採択しました。
東京学芸大学では十二日に学生自治会が学生大会を開催。昨年を上回る百一人の学生が参加し、「国立大学法人化に反対し、大学の学問や自治、学生の権利を守っていこう」とする参考決議を、圧倒的多数で採択しました。
すでに五日には、東大教養学部学生自治会が代議員大会で、国立大学法人法案の廃案をもとめる提案を議決しています。
各学生自治会は、これらの決議をふまえ、国立大学法人化をめぐる学生投票(学芸大学)などのとりくみをすすめています。