2003年6月19日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は十八日の定例記者会見で、与党三党が強行した会期延長について問われ、「会期の終わり間際になって新たな海外派兵法案(イラク特措法案)という重大法案を提案し、与党三党だけで四十日間の延長を決め、四十日間で何が何でも成立させると決めた。法案の成立先にありきという立場だ」と厳しく批判しました。
志位氏は、「四十日間という日程は法案の重大さからすればわずかな日程だ。出口を決めて押し付けてくるやり方は許容するわけにはいかない」と強調。「与党側が、期限を決めて成立先にありきの立場を捨てなかったら、まともな審議をすすめる保証がない」とのべました。