2003年6月14日(土)「しんぶん赤旗」
国土交通省所管の二財団が建設資材の単価調査業務で談合を繰り返したとして独禁法違反で排除勧告を受けた問題で扇千景国土交通相は十三日、「これを契機に(資材単価調査や建設労働者の労務費調査の在り方について)どうあるべきかを精査する必要がある」とのべ、見直しを進める考えを示しました。
同日の閣議後記者会見で明らかにしたもの。同相はまた「談合の疑義があるようなことを避ける根本的な対策が必要だ」とものべました。
同問題は本紙が昨年一月一日付で報道、国会でも瀬古由起子衆院議員が追及してきたもの。本紙は、二財団が独占受注した単価調査で、実際より高い単価が報告され、これが日本の高い公共工事の一因となっている問題も指摘しています。