2003年6月8日(日)「しんぶん赤旗」
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「学問の自由を奪うな!」―七日、買い物客でにぎわう東京・銀座で国立大学法人法案の廃案を訴える声が響きました。国立大学法人法案阻止・教育基本法改悪阻止共同行動委員会が主催した銀座パレードには、全国から大学人らが駆けつけました。
東大教授の田端博邦さんは、パレードに先だつ集会で「審議が長びくほど(政府は)立ち往生する状況だ」と発言。日本共産党の林紀子参院議員は「与党側は審議をぶった切るつもりだ。気を引き締めてのぞみたい」とあいさつし、畑野君枝参院議員とともにパレードに参加しました。
北海道大学の教員は「法人化で大学と学問は衰退する」とのべ、ホームページを見て参加した東京学芸大学の学生(23)は「学費が上がり、学生の自治もほごにされかねない」と語りました。