日本共産党

2003年5月29日(木)「しんぶん赤旗」

有事法制阻止

国会要請

ごまかし強行許せない

池田議員が情勢報告


 参院での審議をつうじて有事三法案の危険な本質がいっそう明らかになるもとで二十八日昼、国会には約二百六十人が要請につめかけ、参院議員面会所の外にまであふれました。有事法制許さない!運動推進連絡センターと国民大運動実行委員会、中央社保協が主催したもの。

 中央社保協の山田稔事務局長が「有事法案という日本の行く末がかかる問題が、国民に知らされないまま強行されようとしている。断固として阻止しよう」とあいさつ。日本医労連、日本原水協、座間・海老名民商などの各代表が決意をのべました。

 国会情勢を報告した日本共産党の池田幹幸参院議員は、政府与党らが二十九日に地方公聴会を開き、来週中にも法案成立を狙っていると指摘。マスコミでも、「集団的自衛権を認める突破口になるかもしれない」と法案への危ぐの声が出始めていることを紹介し、徹底審議をもとめ、反対世論を大きくしていこうとよびかけました。

 山梨民医連の甲府共立病院職員、奥島知洋さん(49)は、「衆議院では自民党と民主党が手を組んで、まともな審議もやらずに通してしまいました。国民に中身を知らせず、ごまかして強行しようとしているのは許せません」と話していました。

 東京土建文京支部の松浦二夫さん(73)は、戦時中、少年航空兵に志願しました。「当時は志願しないと非国民。国民が何もいえない時代でした。若い人にそんな体験をさせたくありません」と話し、仲間と一緒に手分けして議員への要請に向かいました。


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