2003年5月13日(火)「しんぶん赤旗」
与党が民主党との「修正」協議で有事法案の今週中の衆院通過をねらうなか、日本共産党国会議員団が十二日、都内で廃案めざす緊急の街頭宣伝をおこないました。
多くの人でにぎわう夕刻、新宿駅前で筆坂秀世参院議員と佐藤文則・東京衆院一区国政対策委員長が、池袋駅前で井上哲士参院議員が訴え。
党本部勤務員らが、有事法案反対の署名への協力やパンフレット『危ない! 有事法制』の購入をよびかけました。会社員の男性(50)が、「攻められた時というより、むしろ攻めることを前提としているように思うので反対。そこらへんもよく知りたい」とパンフを購入します。
筆坂氏らは、「署名に協力いただき、パンフを読んでほしい。そして、憲法九条こそ国際社会で先駆的な意義をもつものだという声を国会に届けよう」と訴え。
世田谷区の主婦(35)は「共産党にがんばってもらうしかない」と署名に応じ、募金を寄せていきました。
演説を聞いていた大学生の男性(25)は、「有事法案には反対だが対案も必要ではと考えていたが、筆坂さんの話には共産党なりのポリシーを感じ納得できた。これからも共産党の提案に注目したい」と語っていました。