2003年5月7日(水)「しんぶん赤旗」
|
日本共産党の市田忠義書記局長は、六日の「STOP! 有事法制 市民と連帯する議員激励集会」であいさつに立ち、「政府・与党は今週中にも有事法案の衆院での採決強行を狙っています」とのべ、「有事法案を修正でなく、断固、廃案に追い込むために、みなさんとご一緒にスクラムを組んでがんばる決意を表明します」とのべ、会場から大きな拍手を受けました。
市田氏は有事三法案について、「小泉首相は『備えあれば憂いなし』と繰り返すが、有事法案は日本がどこかから攻められたときの『備え』の法案ではなく、イラク戦争のような無法な先制攻撃の戦争に日本が武力行使をもって参戦し、国民を強制力をもって動員する、いわば攻めるときの備えを作る法案です」と指摘。(1)海外での自衛隊の武力行使にはじめて公然と道を開く(2)米国の先制攻撃の戦争に参戦する(3)地方自治体や、国民を罰則付きで、米国の先制攻撃の戦争に強制動員する−−という法案の三つの問題点をくわしく解明しました。
そして「世論と運動こそ、情勢を変える原動力になります。昨年の通常国会、臨時国会では法案の強行を許さなかった。イラク戦争反対は草の根から運動が大きく盛り上がりました。法案強行を狙う戦争勢力を包囲する条件は十分にあります。院内外のたたかいをいっそう盛り上げ、廃案に追い込むために全力をあげます」と強調しました。