2003年4月29日(火)「しんぶん赤旗」
株価が下げ止まりません。二十八日の東京株式市場は、企業業績の先行き懸念から売り注文が続き、日経平均株価はまたもバブル後最安値を更新しました。終値は前週末比九一円六二銭安の七六〇七円八八銭でした。
小泉内閣が発足した二〇〇一年四月二十六日の日経平均株価は一万三九七三円〇三銭でした。それから二年。およそ六四〇〇円、46%も下落しました。半減に近い大幅下落です。
不良債権の最終処理を急がせることを最優先した小泉流「構造改革」が、景気を悪化させ、企業業績を悪化させてきた結果です。
小泉内閣は日本の景気の先行きを米国頼みにしてきました。その米国経済もイラク戦争に隠れていた企業業績の悪化などが再び表面化。日本の輸出大企業の株価にも影響を与えています。