2003年4月26日(土)「しんぶん赤旗」

有効求人倍率悪化0.6倍

　厚生労働省が二十五日発表した三月の一般職業紹介状況によると、有効求人倍率（季節調整値）は前月より０・０１ポイント低下（悪化）し、〇・六〇倍となりました。前月に比べ有効求職者（同）が０・６％増だったのに対し、有効求人（同）は０・７％減でした。

　雇用の先行指標といわれる新規求人は、一年前（前年同月）より８・５％増となりました。これを産業別にみると、前月に引き続き、「サービス業」（前年同月比１５・４％増）、「運輸・通信業」（同１４・２％増）、「製造業」（同１１・９％増）、「卸売・小売業、飲食店」（５・３％増）は増加となり、「建設業」（５・０％減）は減少となりました。

　同時に発表した二〇〇二年度の有効求人倍率は〇・五六倍で、前年度と同水準でした。

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　三月の有効求人倍率を都道府県別（表）にみると、福井県が前月比で０・０８ポイント低下するなど二十六都道県が、前月より悪化しました。