2003年4月23日(水)「しんぶん赤旗」
日本共産党、民主党、自由党、社民党の四野党は二十二日、国会内で国対委員長会談を開き、暴力団系企業に秘書給与を肩代わりさせていた保守新党の松浪健四郎衆院議員の議員辞職勧告決議案を二十三日に共同で提出することを決めました。二十四日の衆院本会議での採決を求めていく方針です。
同会談では、野党が一致して要求してきた松浪議員の衆院予算委員会への参考人招致についても、引き続き求めていくことを確認。与党が決めた衆院政治倫理審査会での弁明については、松浪議員が暴力団と関係した事実を本人が認めており、政倫審で問題になる「不当な疑惑」ではないので、そこで審議するにはふさわしくないとして、反対していくことで一致しました。
また、個人情報保護法案について、自衛官募集のため、住民基本台帳から情報提供を受けていた問題の集中審議をはじめ徹底した審議を求めていくこと、衆院予算委員会でイラク問題、経済問題の集中審議を求めていくことを確認しました。
同会談には、日本共産党の児玉健次国対委員長代理が出席しました。