2003年4月22日(火)「しんぶん赤旗」
二十二日告示の町村議会選挙を前に埼玉県大井町で、日本共産党議員が乗った車がひき逃げをしたとの悪質なデマを書いた謀略ビラがまかれ、日本共産党町議は二十一日までに、氏名不詳の人物を名誉棄損罪で埼玉県警東入間署に告訴しました。
謀略ビラは、日本共産党の小田ひろみ町議の居住地周辺で二十日未明にまかれたもの。発行者の名前はなく、日本共産党を敵視する勢力の謀略です。ビラは「子供をひき逃げ!」との見出しで「小田ひろみ議員の乗った車が、自転車に乗った子供を轢(ひ)きました」とまったく虚偽の事実を記載し、小田町議の名誉を著しく棄損しています。
小田町議は二十日、名誉棄損罪で告訴することを口頭で東入間署に伝えるとともに、同町選挙管理委員会にたいし公職選挙法に違反する、予定候補者にたいする重大な誹謗(ひぼう)中傷だとして届け出ました。
日本共産党大井町委員会は週刊「大井しんぶん」号外で事実関係を明らかにしてデマに反撃しました。十八日午後三時ごろ、小田議員らが乗る日本共産党の宣伝カーが走行中、歩道上に母と子が倒れているのを発見、ただちに停止して救助活動をおこなったのが真相で、救助活動を「ひき逃げ」と書く、卑劣な謀略です。
大井町議選には定数二十一に小田町議を含め日本共産党からは六人が立候補を予定しています。号外をみた住民からは「このような卑劣なやり方に負けずにがんばってほしい」との激励が寄せられています。