日本共産党

2003年4月15日(火)「しんぶん赤旗」

殺すこと認めない

イラク戦争反対

聖護院が声明


 本山修験宗本庁と総本山聖護院門跡(加来徳泉管長・門主)は十三日、イラク戦争で声明「生命を奪うな」を発表、米大統領と日英首相に送りました。

 声明は「殺してはならない、殺させてはならない、殺すことを認めてはならない」という釈迦(しゃか)の教えを引き、「戦争を支持することは殺人を認めることである。故にイラクへの攻撃は容認できず、それを支持した勢力には、人として仏教の名において反対する。破壊し、殺し、民族の秩序まで乱した行為を是としながら、復興支援を叫ぶのは逆である」と、戦争支持勢力を批判しています。

 宗教界では、米英のイラク攻撃開始後も批判の声や運動が広がっています。武力攻撃開始当日には日本宗教者平和協議会や新日本宗教団体連合会(新宗連)、キリスト教各団体などが抗議声明や理事長談話を発表。立正佼成会も庭野日鉱会長が緊急声明で武力攻撃の即時停止を求めました。

 この間、浄土真宗本願寺派(西本願寺)、金光教、大本の社会運動団体である人類愛善会なども相次いで声明や緊急アピールを発表。新宗連青年会と加盟教団代表はワシントンのホワイトハウス前で攻撃の即時停止を求めるなどさまざまな取り組みをしています。


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