日本共産党

2003年4月13日(日)「しんぶん赤旗」

公明名乗る男が暴行

共産党の法定ビラ強奪

埼玉・所沢警察に告訴


 十二日、埼玉県所沢市で埼玉県議選挙の日本共産党法定ビラ二号を配布していた日本共産党員にたいし、「公明党」と名乗る男が「法定ビラの配布は公選法違反」などと言いがかりをつけて、法定ビラを奪い、暴行を加える事件が起き、同日、党員が所沢警察署に暴行罪で告訴しました。

 同日午前、所沢市緑町三丁目付近で、法定ビラを配布していた党員に、男が「違反」などと言いがかりをつけました。

 党員が「違反ではない。妨害するな」と、抗議し配布を続けようとすると、立ちはだかり、突然殴りかかり、手で肩を強く突いたり、体当たりするなどの暴行を働きました。さらに、党員が持っていた約五十枚の法定ビラのうち十数枚を奪い、持ち去りました。名前をただすと「公明党」「ミヤジマ」と名乗りました。男の一一〇番通報で現場にきた警察官が「法定ビラ配布は問題ない」と説明すると、男は立ち去りました。同署員によると男は「宮島省治」と名乗っています。

選管詐称も

 所沢市では、十一日にも、日本共産党後援会員が法定ビラを配布中、車に乗った女性が「選管」を詐称し、「違反だ」と妨害する事件がおきました。後援会員が「違法でない」といい、「選管の誰か」と聞くと、車を急発進して去りました。

 その直後、別の車から降りてきた女性が「このビラは違反」と妨害。後援会員の追及に「創価学会員」と認めました。

 後援会員が、選挙管理委員会事務局に確認したところ、後援会員に「選管」と名乗った女性の該当者はいないことが判明。選管事務局は「悪質な行為で選挙管理委員会に報告し、検討したい」と答えました。


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