2003年4月10日(木)「しんぶん赤旗」
京都府議選挙・京都市議選挙で公明党が、京都民医連中央病院の医療事故を党略的に利用して街頭からデマ宣伝している問題で、同病院を運営する社団法人京都保健会（鈴木憲治理事長）は九日、京都地方検察庁にたいし、名誉棄損罪にあたるとして告訴しました。
公明党は七日午後四時十五分ごろ、神崎代表を迎えた京都市左京区の街頭演説で、山名靖英衆院議員が「検査をしなかった千五百人の患者さんから二百五十六人の死亡者を出した」「選挙ともなれば共産党の集票マシーンとなった」などと演説。同日午後七時二十五分ごろには、京都市上京区の街頭で竹内譲市議候補が「手抜き検査によって二百五十六人もの死者が出ている」などと攻撃しました。告訴状では、検査の虚偽報告と患者の健康被害、死亡との因果関係が一切確認されていないにもかかわらず「虚偽報告と二百五十六人の全死亡例との間に因果関係があるように発言し、公然と事実をゆがめ名誉を棄損した」と批判しています。
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。