2003年3月31日(月)「しんぶん赤旗」
「やっぱり創価学会員だった」――。全国でまかれている全日本民主医療機関連合会(民医連)加盟病院の医療事故・事件を利用し、民医連と日本共産党をひぼう中傷した自民党機関紙「自由民主」号外。その配布者を東京・江東区の病院職員が尋ねたところ、創価大学卒の学会員とわかりました。
この病院職員の自宅は同区内の都営住宅。
号外が配布されたのは、三月十六日午前七時二十分ごろ。職員は「一体だれが配っているのか」と思い、団地内を探しました。
二階に下りたところで見つけたのが、ビラをまいている一人の青年。思いきって「あなたがまいているの」と質問すると、青年は「そうです。(創価学会の)青年部でやっています」と答えました。
住所・名前を聞いたところ、職員の子どもの小学生時代の同級生だったことがわかりました。この青年の家族は地域では知られた学会一家です。青年も創価高校、創価大学を卒業しています。
不審に思った職員が「創価学会なのに、なぜ自民党の号外を配っているの」と聞くと、当初「ボランティアでやっている」と言っていましたが、「自民党と組んでいるのでまいている」と答えたといいます。