日本共産党

2003年3月28日(金)「しんぶん赤旗」

国立大法人化許さぬ

大学関係者400人が国会行動


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全大教3・似慈国会行動でデモ行進する大学関係者=27日、東京・千代田区

 「国立大学法人法案に反対しよう」──たすきがけに組合旗をもった全国の大学関係者四百人の声が、強風の国会周辺にこだましました。今国会に提出された国立大学法人法案の審議入りを目前にした二十七日、国会要請行動が東京・千代田区の社会文化会館などで行われました。全国大学高専教職員組合(糟谷憲一委員長)が呼びかけ全学連など十三団体が協賛。

 全体会で糟谷全大教委員長は法案の問題点を、学長と学外者を含む少数の理事でトップダウンの大学運営がなされ大学自治が脅かされること、大学の研究を文部科学省が評価し不適当とされれば計画を変更させられるなど学問を衰退させるシステムだと指摘。日本共産党の石井郁子副委員長(衆院議員)が連帯のあいさつをし「法人化は大学への国家統制を強め大学を企業化する」とのべ、「国会で徹底審議し、国民の共有財産を守ろう」と呼びかけました。

 参加者は国会へのデモ行進の後、議員会館に民主、社民、共産の各党議員を訪ね、法案の問題点などを説明。日本共産党へは井田晋全大教副委員長ら十八人が訪問、石井郁子衆院議員、畑野君枝、林紀子両参院議員が応対しました。党本部では藤田進全大教書記次長らと行方克也党学術・文化委員会責任者、米沢幸悦党労働局次長が懇談しました。


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