2003年3月27日(木)「しんぶん赤旗」
二十六日、国会前で「イラク戦争STOP」「健保本人三割負担の凍結を」「首切り自由化は許さない」「年金引き下げするな」などとアピールする四百二十人が座り込みました。全労連、国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、「有事法制は許さない! 運動推進連絡センター」が呼びかけました。
東葛病院で働く女性(23)は、座り込みに初めて参加。「テレビで爆撃を見て、あの下にいる人たちはどんなだろうと心が痛みます。最近身内が亡くなり、お葬式をしましたが、イラクの人たちは犠牲になっても大切に葬られないかもしれない。せっかくこの世に生まれてきたのに、本当にひどいと思う」と語ります。
全労連の熊谷金道議長は主催者を代表し、「イラク攻撃の即時中止を」「首切り自由化につながる労働法制改悪阻止に全力をあげたい」とあいさつしました。
「建物を建設する私たちは、破壊する戦争とは無縁だ。イラク攻撃反対の運動を広げていきたい」(東京土建)、「年金者の夫婦は、年十四万円の消費税を払っている。食費三カ月分にあたる額で、さらなる増税などとんでもない」(生協労連)、「卒園シーズンを迎え、小学校では話し合いやルールが大事と話している。国際ルールを破り、正義を掲げる戦争をするブッシュや小泉首相は、子どもたちにどう説明するのか」(福祉保育労)などの発言が続きました。
日本共産党の小沢和秋衆院議員が、情勢報告をかねて激励しました。