2003年3月26日(水)「しんぶん赤旗」
文科省の遠藤純一郎高等教育局長は「申し合わせによる紳士協定(による任期制)により失職することはない」と答えました。
大阪大学では、今年になって助手の任期が切れたからと、再任が拒否され失職しました。採用時に口頭で「任期がきたら自主的に退職することになる。これが了解されなければ採用しない」といわれ採用に応じていたためです。
石井議員は「任期法では教員の任期にかんする規則を定め、これを公表しなければならないとしている。口頭の申し合わせによる任期制と失職は無効であり、大学はその身分を保障しなければならない」と強調しました。
遠藤局長は「紳士協定による任期制を禁止できないが、法律にもとづいた任期制をきっちりやってほしい」と答えました。