日本共産党

2003年3月26日(水)「しんぶん赤旗」

紳士協定で失職ない

大学教員任期制で文科省

石井議員


 石井郁子議員は十九日の衆院文部科学委員会で、大学教員の「任期法」を逸脱した任期制が導入されている問題を取り上げ、口頭申し合わせによる任期制押し付けや、一律に任期制を導入するのはやめるべきだと追及しました。

 文科省の遠藤純一郎高等教育局長は「申し合わせによる紳士協定(による任期制)により失職することはない」と答えました。

 大阪大学では、今年になって助手の任期が切れたからと、再任が拒否され失職しました。採用時に口頭で「任期がきたら自主的に退職することになる。これが了解されなければ採用しない」といわれ採用に応じていたためです。

 石井議員は「任期法では教員の任期にかんする規則を定め、これを公表しなければならないとしている。口頭の申し合わせによる任期制と失職は無効であり、大学はその身分を保障しなければならない」と強調しました。

 遠藤局長は「紳士協定による任期制を禁止できないが、法律にもとづいた任期制をきっちりやってほしい」と答えました。


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