日本共産党

2003年3月22日(土)「しんぶん赤旗」

国立大法人化に反対広がる

27日、全大教が国会要請行動


 国立大学にたいする国の財政責任を事実上放棄する一方、国の統制を強める国立大学法人化関連六法案の国会審議が始まろうとするなか、大学人らの反対運動が広がっています。全国大学高専教職員組合(全大教、糟谷憲一委員長)は二十七日に大規模な国会要請行動を計画しています。

 池内了名古屋大学教授らがよびかけ作家の赤川次郎氏らが賛同している「大学改革を考えるアピール」は二千八百四十七人に広がっています(二十日現在)。

 千葉大学では、現職と前元の学部長八氏ら有志が反対声明を発表し、賛同は二百六十人をこえ、理学部教授会は法案に「強い危ぐ」を表明する見解を発表しました。各大学でも教職員組合や有志が署名、宣伝行動などにとりくんでいます。

 全国の国立大の教職員組合が参加する全大教は、二十七日に国会行動を計画しています。東京都千代田区の社会文化会館で全体集会を開き、その後、国会請願デモ、議員要請行動をします。

 大学改革を考えるアピールの会は同日夜「教育基本法と国立大学の法人化を考える集い」を同区の中央大学駿河台記念館で開きます。

 全大教がよびかけ結成された「国立大学・国立高専の法人化反対 大学・高等教育の充実をめざす連絡会」(略称・法人化反対連絡会)への参加も広がっています。


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