日本共産党

2003年3月15日(土)「しんぶん赤旗」

医療費3割負担凍結法案を提出

参院野党4会派

速やかな審議を


 日本共産党、民主党、自由党・国会改革連絡会、社民党の参院四会派は十四日、健保本人の医療費負担の三割への引き上げを凍結する「三割負担凍結法案」を参院に提出しました。日本共産党からは小池晃、井上美代両参院議員が出席しました。

 同法案は、サラリーマンなどの本人三割負担、七十歳未満の退職者の三割負担の四月実施を凍結し、現行二割負担を継続するものです。各会派の代表は法案を参院事務総長に手渡し、速やかな審議入りを求めました。

 法案提出後の記者会見で小池議員は、「参院で審議中の政府予算案は、景気の回復に役立たないどころか、国民に負担増を押しつけ、景気を冷え込ませるものであることがはっきりしてきた。負担増のシンボルともいえる医療費三割負担の凍結で、こうした政治に歯止めをかけ、流れをかえたい」と語りました。井上議員は、「三割負担凍結を求める八十五万もの請願署名が国民から寄せられ、地方自治体でも決議があがっている。参院はこうした世論にこたえ、審議を早急に行うべきだ」と述べました。

 野党四党は同趣旨の法案をすでに衆院に提出していますが、与党が審議入りを妨害しています。野党四党の国対委員長は十四日の会談で、週明けに改めて審議入りを求め、与野党国対委員長会談を開くよう申し入れることで合意しました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp