2003年3月14日(金)「しんぶん赤旗」
|
日本共産党の志位和夫委員長、若林義春都知事候補が十二日、東京・新宿駅西口前で行った演説(大要)は次のとおりです。
みなさん、こんばんは(「こんばんは」の声)。日本共産党の志位和夫でございます(拍手)。きょうは新宿駅頭いっぱいのたくさんのみなさんが演説会に足を止めていただいて、まことにありがとうございます。私からも心からのお礼をまず申しあげさせていただきます。(拍手、声援)
いよいよ都知事選挙がせまってまいりましたが、石原知事と日本共産党の若林義春さんの正面対決の選挙であります。実は若林さんは、私の大学時代の先輩でありまして、いっしょに学んだといいますか、学生運動をやったといいますか、そういう仲でありますが、あのときから若林さんは、議論にはめっぽう強かった。同時に、心優しくみんなから慕われていました。その若林さんが、五年四カ月にわたって日本共産党の東京都の責任者をつとめ、都政のあらゆる問題に精通し、いま石原知事に堂々と立ち向かおうとしている。どうかみなさん、「都政を変えたい」という願いを日本共産党の若林さんに結集して、勝利をつかみとらせてください。よろしくお願いいたします。(大きな声援、拍手)
みなさん、今度の選挙は、世界と日本の大激動の中でたたかわれます。首都・東京の代表に誰を選ぶかは、東京都民のみなさんにとってのみならず、世界と日本にとって大きな意義をもつものだと私は思います。
第一に、この知事選は、イラク戦争の重大な危機と同時並行でたたかわれます。みなさん、平和を願う東京都民の声を、世界にしめす選挙にしようではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)
いまアメリカは戦争への道に熱中しています。しかしみなさん、これほど道理のない無法な戦争計画はありません。
昨年十一月以降、国連による査察という仕事がとりくまれてきました。国連の査察団の責任者が、三月七日、国連安保理に三カ月間の査察の成果についての報告を行いました。そこではミサイルの廃棄など、「実質的な進展」があったこと、イラクの協力が「積極的」「自発的」なものに変化しており「歓迎」すべきであること、そして「数カ月の査察の継続」が必要であること、そうすれば平和解決に道が開かれる、こういう報告がなされたのが三月七日であります。つまり現状は、査察が本格的軌道にのりつつある、そういうところにきているのです。ならばみなさん、この査察を継続し、強化して、平和解決をはかるために、全世界が一致協力すべきときではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)
ところがアメリカとイギリスは、「三月十七日までにイラクは軍備解体の証明をせよ。それができなければ戦争だ」という決議案を通そうとしています。国連の査察団は、イラクの協力があったとしても「数カ月の査察の継続」が必要だといっている。そのときに、三月十七日といったら、あと五日間でしょう。たった五日間で白黒を明らかにせよという。これはみなさん、誰がどう考えたって、絶対不可能な無理難題ではありませんか(「そうだ」の声、拍手)。実施不可能な無理難題をつきつけて、査察を中断し、無理やり戦争に道を開く。しかもアメリカは、その決議案が思いどおりに通らなければ、国連の決定なしでも戦争をやるといっています。みなさん、こんな横暴勝手、こんな無法は世界にまかりとおしてはならないのではないでしょうか。(大きな声援、拍手)
日本政府は何をしているのか。戦争に道を開くこの決議案の支持を表明し、札束をちらつかせて、安保理諸国を電話で「説得」する、“提灯(ちょうちん)もち外交”に終始しています。アメリカ政府のある高官はこう言った。「ブッシュ大統領は小泉首相に抱きついてキスしたいぐらいだ」(笑い)。これはなんとも見たくない光景であります(笑い)。みなさん、そこまで言われているんです。これが憲法九条をもつ国の政府のやることでありましょうか(「そうだ」の声、拍手)。絶対に許すわけにはいかない態度ではないでしょうか。(大きな拍手)
みなさん、戦争の危険はなかなか深刻です。アメリカは、強大無比の軍事力をもっています。しかしいまのアメリカは正義をもっていません。道徳をもっていません。そして何よりも世界で孤立しているではありませんか(拍手)。安保理の主要国の中でも、フランス、ロシア、ドイツ、中国などが、節々で平和解決の声をあげている。本日未明、安保理の公開討論が行われました。そこでは二十八の国と機関が態度表明を行いました。そのうち二十以上が平和解決を訴えたのです(拍手)。世界の圧倒的多数の国は平和をのぞんでいるのです。(拍手)
みなさん、この世界の政府を動かしている根本にあるものは何か。史上空前の地球的規模での反戦・平和の運動です。世界六百の都市、一千万人以上が参加して、地球をぐるりと一周する、空前のデモンストレーションが行われ、いまなおそれはどんどん広がっております。これはすばらしい力ですよ、みなさん(拍手)。「いまや世界のスーパーパワーは世論になった」といわれています。「スーパースターは世論だ」といわれています。(拍手)
みなさん、一九六〇年代から七〇年代のベトナム侵略戦争の時と比べてみてください。あの時は、戦争がいよいよ泥沼になって、にっちもさっちもいかなくなったところで、世界中に反戦・平和の声が起こり、米軍は撤退しました。今度は、戦争のはじまる前から、これだけの人が平和の声をあげている。すばらしいではありませんか(拍手)。しかもベトナム戦争の時は、正義の解放闘争をやっているベトナム人民への連帯の運動でした。今度は違います。フセイン政権連帯の運動をやっているのではない。フセイン政権が問題のある政権だというのは、みんなわかっています。しかし平和のルールを壊してはいけない、罪なき人は殺させてはいけない、この一点でこれだけの人が立ちあがろうというのは、人類の歴史の進歩を証明しているのではないでしょうか(「そうだ」の声、拍手)。どうかみなさん、この力に確信をもって、いま戦争を止めるために、最後まで力をつくそうではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)
石原知事は、この問題にどういう態度をとっているでしょうか。石原さんは問われて、「アメリカの行動を容認する。イラクを世界の平和のために淘汰(とうた)する」──こういったそうです。「淘汰」という言葉はいかにも石原さんらしい、弱肉強食を思わせる言葉ですが、イラク戦争に賛成という立場を表明したわけです。
問題は、イラク問題だけではありません。石原知事の言動をみていますと、ともかく“戦争好き”、これが特徴ではないでしょうか。
たとえば過去の問題でも、「朝鮮はみずから選んで日本との合併を望んだわけで、これは植民地化ではない」と、侵略戦争や植民地支配を正当化する発言を行っております。北朝鮮の問題でも、「私が総理だったら、北朝鮮と戦争してでも抑留された日本人を連れ戻す」と、荒唐無稽(こうとうむけい)ですが、物騒極まりない発言を行っています。核兵器の問題でも、「核兵器をいつでも持てるようにすることは、外交カードになる」と、被爆国日本の首都の責任者にあるまじき発言ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)
こんな“戦争好き”の知事が二十一世紀の東京の知事でいいのか。“戦争好き”の知事はおひきとり願って、憲法九条をもつ国の首都の顔にふさわしい平和の知事に代わってもらおうではありませんか。(大きな拍手)
イラク戦争について、欧州七カ国の首都──ローマ、パリ、ロンドン、ベルリン、ウィーン、ブリュッセル、モスクワ──、この七つの国の首都の市長は、“米英のイラク攻撃に反対”の共同アピールを世界に向けて発しました。政府が戦争を推進しているイギリスでも、ロンドンの市長は、戦争反対のデモンストレーションを励ます演説を行いました。アメリカでも、米国第二の都市のロサンゼルスの市長は、戦争反対を明言しました。その国の政府が、たとえ戦争推進でも、住民の命に責任をもつ自治体の長は、平和を求めるというのが当たり前の姿なのです。(拍手)
みなさん、この流れの中に、「イラク戦争反対」をきっぱり主張している、日本共産党の若林さんが加わったら、どんなにすばらしい力になるでしょう(拍手)。若林さんの勝利で、平和を願う東京都民の声を世界に向けてしめそうではございませんか。(大きな拍手)
|
私が、第二に訴えたいのは、暮らしと福祉を守るという地方自治の根本を取り戻す選挙にしようではないかということであります。
みなさん、いま国からは、とんでもない国民いじめの冷たい風が吹きつけています。こんな経済危機のもとで、小泉政権は、四兆円を超える巨額の国民負担増の押しつけをやろうとしています。なかでもサラリーマンの医療費の自己負担の三割への引き上げ、お年寄りの医療費の値上げなど、医療費の負担増の問題は、国民の命と健康を深刻に脅かす、がまんの限界を超えるものではないでしょうか。
私は先日の国会で、小泉首相とこの問題について論戦をやって痛感したことがあります。それは、小泉首相というのは、痛みを国民に押しつけておきながら、そのことを自覚しない人だということであります。
たとえば、みなさん、昨年十月からのお年寄りの医療費の値上げで、どういう事態になっているか。お医者さんに状況を聞きますと、在宅酸素療法というのが、たいへんな危機にひんしているということをうかがいました。これは、肺や心臓が弱くなった方々が、ご自宅で酸素が吸えるようにして、生活の質を高める療法でありますが、これが、これまで月八百五十円くらいの負担ですんだのが、だいたい一万円前後まで負担が引き上がってしまって、やむなく中断せざるをえなくなる。しかし、みなさん、酸素ですから、これを中断すれば、家の中で動けなくなり、じっとしていなければならなくなる。さらに、夜も睡眠がとれなくなる。栄養も吸収できなくなる。命に直結する事態だという訴えでありました。
私は、国会で小泉首相にこの事実をしめして、これが「『痛み』の一言で片付けられる問題ですか」と聞きました。それに対する首相の答弁は驚くべきものでした。「酸素をとっちゃうなんて、そんなばかなことをするわけないでしょう」、こういう答えなのです。
しかし、首相がそういったとしても、現実には深刻な事態が起こっている。起こっているのに、それを知ろうともしない。感じようともしない。みなさん、「痛み」を押しつけながら、その自覚がないというのは、一番悪いんじゃないでしょうか(拍手)。痛みを押しつけて、「押しつけているな」とわかれば、多少はブレーキもかかるかもしれない。しかし、その自覚さえなければ、際限なく痛みを押しつけ続けることになるでしょう。私は、こんな首相には、こんな政権には、日本の政治をあずかる資格はないと、はっきりいいたいと思うのであります。(「そうだ」の声、拍手)
みなさん、こんなときこそ、自治体の出番ではないでしょうか。自治体の役割が大事ではないでしょうか。国から都民いじめの冷たい風が吹いてきたら、両手を広げて立ちはだかり、その風から都民のみなさんの暮らしと福祉を守ってこそ自治体ではないでしょうか(「そうだ」の声、拍手)。それこそ自治体の役割なのであります。
ところが、石原知事がやってきたことは何か。冷たい風から身を守るための最後の毛布まではぎとるような、冷酷な福祉切り捨ての政治です。
この知事のもとで、シルバーパス、老人医療費助成、老人福祉手当の切り捨てをはじめ、革新都政時代にみなさんが築いた、全国に誇る福祉の施策が次つぎと切り捨てられました。その結果、驚くことに、この四年間で東京都の福祉費予算は、絶対額でなんと6%も削減された。大都市をかかえる府県で、福祉の予算を絶対額で減らしているのは東京都だけであります。
みなさん、福祉予算の抑制で国民のごうごうたる非難を浴びている政府ですら、この四年間で社会保障関係費の絶対額は、それでも17%増えているのです。お年寄りが増えているわけですから、社会保障予算の絶対額は増えるのが当たり前なのです。これを減らすというのは、まったく異常事態も極まれりといわなければならないのではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)
石原知事に、こんなひどい切り捨てをやめなさいと求めると、知事がいう言葉は決まっているそうです。「福祉は国がやるべきことだ」、こういうそうです。つまり、福祉は自治体の仕事ではないというのです。「カジノ」は都の仕事でも(笑い)、福祉は都の仕事ではないという。しかし、石原さんは地方自治法を読んだことがあるのでしょうか。地方自治法の第一条にはこう書いてあります。「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本」とする。はっきり書いてあるではありませんか。これが「基本」なのです。(拍手)
みなさん、石原知事のいうように、福祉は国がやるべきことで、自治体の仕事でないなら、自治体は何のためにあるのか。そんな自治体なら必要なくなるではありませんか。知事も必要なくなるではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)
石原知事のスローガンで、「東京から日本を変える」というのがありますでしょう。たしかにごく一部は、ディーゼルの規制とか、銀行税の問題とか、都民のみなさんの要求をバックにした施策もやりました。しかし、政治の基本では、「東京から日本を変える」というスローガンは、私は、悪い意味でその通りになっていると思います。
たとえば、さきほどのシルバーパス、老人医療費の助成、老人福祉手当──この高齢者の三つの事業は、東京都でまずやられた改悪がモデルになり、いまその改悪が全国に広がりつつあるのです。全国十二の政令市を調べてみましたら、その多くで同じようなやり方で、それらの事業の改悪がいまたくらまれ、強行されつつあるのです。最近、私が応援にうかがった川崎市、京都市、神戸市などでも、改悪とのたたかいのさなかにありました。敬老パスのとりあげや、介護手当の切り縮めや、老人医療の助成の切り縮めなどの切り捨て政治とのたたかいのさなかです。つまり、東京都が全国への悪政の発信地とされている。みなさん、これは返上したい話ではないでしょうか。(拍手)
これは、東京の伝統では、決してありません。かつての革新都政の時代には、老人医療費の無料化をはじめ、東京が率先してうちたてた福祉の施策が、全国に広がり、とうとう国の制度にまでなったではありませんか。これが、東京の伝統ではないでしょうか(拍手)。若林さんで、東京をふたたび希望ある政治の発信地にしていこうではございませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)
みなさん、第三に訴えたいのは、憲法と民主主義を大切にする都政をつくろうということであります。
地方自治体にとって、民主主義は、“命”ともいうべき大切なものだと思います。住民が主人公となり、住民が自らの手で、自らの暮らしを守る。住民自治、民主主義があってこそ、自治体といえるのではないでしょうか。(拍手)
ところが、この“命”ともいうべき民主主義が、石原都政のもとで、脅かされてきました。
石原知事のいろいろな発言が、この間、問題になってきました。ここで口に出して言うのもはばかられるような女性蔑視(べっし)発言。障害者への蔑視発言。「三国人」発言に象徴されるようなアジアの諸民族への蔑視発言。他を蔑視して自らを恥じない。
そこに共通するものは何でしょうか。どんな人間も、平等な権利をもち、互いに尊重し合わなければならないという民主主義のイロハを、この知事は持ち合わせていないということを、これらの言動は証明しているのではないでしょうか。(拍手)
はては、憲法否定発言まで、大問題になっています。「いまの憲法は、占領下でつくられた正当性がないものだから、国会の多数決で廃棄して、憲法の正規の手続きを踏まないで、別の憲法をつくれ」ということを、石原知事は、公然と主張しています。
みなさん、この発言を、憲法第九九条の公務員の「憲法の尊重と擁護の義務」違反だと批判されると、石原知事は、「九九条違反でけっこう。私はあの憲法を認めない」と言い放ったそうです。みなさん、これだけで都知事の資格はないと言わなければならないのではないでしょうか。(大きな拍手)
ただみなさん、交通違反と違いまして、憲法違反というのは罰則条項がないんですね。普通は、閣僚などが言った場合はすぐ罷免になるんですが、石原さんは居座ろうとしている。だったらみなさん、選挙で審判をくだそうではありませんか。(大きな拍手)
みなさん、石原知事のこの民主主義否定の立場は、公明党のデマに便乗して、日本共産党の存在そのものを否定する異常な悪口を私たちに向かって言うことと、根は一つだと思います。あの「ハイエナ」発言がそうですが、あのときには都議会で、他の多くの会派の方々からも、「これはいくらなんでもひどすぎる」「議会の民主主義を破壊する暴挙だ」と、共同で糾弾の声があがりました。
みなさん、都政の場で、憲法と民主主義破壊を横行させてはなりません(拍手)。民主主義を大切にする思いを、若林さんに託してください。よろしくお願いいたします。(大きな拍手)
私は、全国を歩きますと、「自治体らしい自治体」を取り戻そうという、新しい希望ある流れが広がりつつあることを感じます。そこで共通していえることがあります。それは、そうした新しい自治体の流れをつくっているところでは、どこでも、住民参加と民主主義をつらぬいて、新しい政治をともにつくる努力を、つらぬいているということです。
長野県の田中県政のもとで「脱ダム」に象徴される県政の大改革がとりくまれておりますが、その原動力になっているのは、田中知事が小さな山奥の村まで出かけていって、無数の車座集会をやり、そこで意見をどんどん取り入れて、県政にいかす、その姿勢です。
この前、徳島県にうかがいました。徳島県では、日本共産党も与党の大田民主県政が前進しておりますが、ここでも知事さんが住民と一緒になって語り合う「ほなけんど塾」というのをやっておりました。「ほなけんど」というのは、あそこの言葉で「そうはいっても」というような意味だそうですが、自由かったつな議論によって、その声を聞き、全身でつかみとり、行政に生かす、新しい政治が始まっていました。
それから先日、兵庫県にうかがってきました。兵庫県の尼崎市では、日本共産党が支持した白井文さんという女性の新しい市長が先日誕生しました。この市長さんがいまとりくんでいるのは、「市民と市長いっしょにトーク」というとりくみですが、どこでも超満員で、どんどんこれが広がる、そういう状況であるとうかがいました。
みなさん、地方自治というのは、トップダウンの独裁でやるものではない。住民のみなさんの声を聞き、ともに考え、ともに行動して、ともにつくりあげる。これが新しい地方政治の姿ではないでしょうか。(拍手)
その点で一昨日、若林さんが発表した公約の中で、こういう一節があることに私は注目いたしました。「知事室をガラスばりにし、都民との『知事を囲む会』をおこないます」。みなさん、若林さんが知事になって、この「知事を囲む会」を東京都内のすみずみで行ったら、どんなにすばらしい変化が起こるかは、楽しみになるではありませんか。(拍手)
みなさん、民主主義は自治体の“命”です。若林さんで、東京をすべての人間が人間として尊重される都市にしていきましょう。憲法と民主主義を何よりも大切にする、新しい都政をみんなの力でつくりあげようではありませんか。(大きな拍手)
みなさん、若林さんは日本共産党公認の候補者です。日本共産党は石原都政に正面から対決をつらぬいた党として、この選挙を総力をあげてたたかいぬきます。
しかし同時にみなさん、一昨日、若林さんが発表した公約と政策は、一党一派のものではありません。思想・信条の違いをこえ、党派の違いをこえて、すべての都民の共通の旗印になるような、願いがそこに書きこまれているのではないでしょうか。(拍手、「そうだ」の声)
「都民が主人公」の都政を取り戻すために、共同の輪を広げに広げて、若林さんの勝利をみんなの力で勝ち取ろうではありませんか。どうかよろしくお願いします。ありがとうございました。(歓声、大きな拍手)