2003年3月6日(木)「しんぶん赤旗」
日本航空が、育児や介護のために深夜業が免除となっている客室乗務員を抽選で七十五人に絞るとした問題で五日、日本共産党の瀬古由起子、大森猛両衆院議員が、国土交通省の洞駿航空局長に申し入れました。航空行政の所管省庁として日本航空側に聞き取りをし、働きやすい職場づくりを推進するよう働きかけるべきだと求めました。
大森氏は、「安心して働けない職場では、安全な空の運行を守ることはできない」と指摘。瀬古氏は、「男女共同参画は全省庁あげて取り組む課題だ。子育てしながら働く女性に水をかけるようなやり方を、社会的な問題として見過ごしていいのか。所管省庁としてものを言うべきではないか」と迫りました。
洞局長は、「厚生労働省が調査、判断をしている最中なので、なんとも言えない。労使の交渉で話し合うべき問題と認識している」とのべました。