2003年3月6日(木)「しんぶん赤旗」
小泉純一郎首相は五日の参院予算委員会で、国内の世論調査で七―八割の国民がイラクへの武力行使に反対しているもとで、実際にアメリカが武力行使に踏み切った場合の対応を問われ、「世論の動向に左右されて正しいかというのは、歴史の事実をみればそうでない場合も多々ある」「世論にしたがって政治をすると間違う場合もある」などと発言しました。
国連の査察継続・強化によってイラク問題の平和的解決を求める国内外の世論を敵視し、米国に追従する政府の立場を改めて示したものです。直嶋正行議員(民主)の質問への答弁。