2003年2月28日(金)「しんぶん赤旗」
全国保険医団体連合会(室生昇会長)は二十七日、健保三割凍結法案の審議入りを求めて国会内で集会を開きました。野党四党が提出し、与党によってたなざらしにされている同法案の成立を働きかけるもので、全国各地から集まった開業医ら約三百人の熱気があふれました。与野党八十五人の国会議員(代理の秘書を含む)も参加しました。
室生会長は主催者を代表し、「国民の声を国会に反映させ、愚策をやめさせるためともにがんばりましょう」と力強くあいさつしました。
自民党議員や秘書も出席。吉田幸弘衆院議員は自身も医者であることを紹介した後、「患者負担増が『構造改革』か」と批判。三割負担凍結に向け、「力をあわせてがんばりましょう」とのべました。民主党、社民党、自由党、無所属の会の議員も、それぞれ決意を表明しました。
数十人が参加した日本共産党国会議員団は、国民世論の高まりが地域の医師会や与党議員をも動かし、かつてない共同が広がるという大きな変化をもたらしたことを紹介。穀田恵二国会対策委員長が同日行われた野党四党の書記局長幹事長会談の内容を伝え、さらなる奮闘を訴えると、会場はわれるような拍手に包まれました。
保団連は集会に先立ち、国会前で座りこみ行動をしました。行動には全労連、中央社保協、年金者組合も加わりました。