2003年2月25日(火)「しんぶん赤旗」
イラク問題について埼玉県の土屋義彦知事は二十四日、県議会本会議で「国連を中心に問題解決が図られるべきだ」と武力行使に反対する見解を示しました。日本共産党の松下ゆたか県議の代表質問に答えたものです。
松下県議は、査察の継続・強化による平和的解決を主張できない小泉総理に「イラク問題の平和的解決を進言すべきでは」と知事の態度をただしました。
土屋知事は「罪なき国民が尊い命を捨てるような戦争は絶対やってはいけない」と表明。イラクに対して武装解除を義務づけた国連安保理決議が完全に履行されるよう、国際社会が一致結束してきぜんとした態度で臨むことが重要とのべ、「小泉総理をはじめわが国政府が国際社会の一員として解決を図るために引きつづき粘り強い外交努力をつくすよう、さまざまな機会をとらえ申し上げてまいりたい」と答えました。