2003年2月23日(日)「しんぶん赤旗」
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「ミセスのどこが悪いねん」とたたかった住友生命ミセス差別裁判の勝利和解報告と祝う会が二十二日、大阪市内のホテルで開かれ、三百五十人が参加しました。十二人の女性たちの十年のたたかいを振り返るあいさつや寸劇、歌声に会場は涙と笑いに包まれました。
松平晃さんのトランペットで開会。支援共闘会議議長の岩佐敏明大阪労連議長、支援する会の朝倉みどり会長、支援共闘会議の山崎義郷事務局長、山下潔弁護団長、全労連の中嶋晴代女性部長があいさつしました。
元原告全員が晴れ晴れとした笑顔で支援にお礼をのべるとともに、「妻はすごく成長しました。『きょうは朝ビラあるから勝手にご飯食べていってや』とかの毎日で…」など、夫や子どもたちからのユーモアあふれるあいさつに大爆笑。原告団長で、この三月に定年退職する渡辺康子さんが、「これからはそれぞれの場所で女性の地位向上のために歩み続けます」とのべ、大きな拍手に包まれました。
裁判で既婚者差別の実態の陳述書を出した原告以外の現・元社員の女性たちが紹介され、来賓として日本共産党の林紀子、八田ひろ子、宮本岳志各参院議員、社民党の中川智子衆院議員、林弘子福岡大学教授、遠藤公嗣明治大学教授があいさつ。男女賃金差別裁判で勝利した芝信用金庫の元原告の笹本美園さんら各界からお祝いの言葉をのべました。日本共産党からは山下よしき前参院議員、菅野悦子元衆院議員、辻ひで子大阪市議らが出席、石井郁子衆院議員が祝電を送りました。