2003年2月17日(月)「しんぶん赤旗」
公明党・冬柴鉄三幹事長が十六日、NHK討論とテレビ朝日系列「サンデープロジェクト」でのべたイラク問題での暴言を紹介します。
冬柴氏 (ベーカー米駐日大使は)まだ攻撃するということは、最終決断してませんとおっしゃっているわけです。何かもう、戦争、戦争というけれども、それはいま圧力をかけているわけであって、その圧力を抜くような、利敵行為のような、サダム・フセインに利益を与えるような、戦争反対とか、それはむしろ解決を先延ばしする。
司会・田原総一朗氏 フランス、ドイツは(武力行使に)断固反対しているんですが、それに対してどうして日本ははっきりした姿勢は示さないのか。
冬柴氏 私は政府じゃないから分からないが、私の考えを言えば、査察継続はいいんだが、それはサダム・フセインの喜ぶところじゃないんですか。そんなことをしたら。
田原氏 ということは、フランス、ドイツ、ロシア、中国は間違っていると?
冬柴氏 私は、間違っていると思いますよ。
田原氏 サダム・フセイン体制を倒さなければだめだということは、日本は賛成?
冬柴氏 (フセインは)ここまで(国連決議に)違反してきた人ですから、それは、世界中が賛成するんじゃないですか。
田原氏 世界中は(賛成)していない。