2003年2月15日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党の小沢和秋衆院議員と井上美代参院議員は十四日、国会内で坂口厚生労働相にたいし、介護保険の見直しにあたっての緊急申し入れ文書を手渡しました。
申し入れは、四月に予定されている見直しで、第一号被保険者(六十五歳以上)と第二号被保険者(四十歳〜六十四歳)あわせて約二千億円の保険料値上げが予定されており、新たな負担増は国民の暮らしを痛めつけ、景気をさらに冷やすと指摘。(1)国の負担割合を30%(現行25%)に引き上げ、保険料の値上げを中止すること、(2)自治体の保険料減免などへの介入をやめ、国として保険料減免制度を確立すること、(3)低所得者の訪問介護利用料の6%への引き上げはやめ、すべての在宅サービス利用料を3%に軽減すること、(4)国の低い整備目標の押しつけをやめ、特養ホームなどの増設をはかることを求めています。
日本共産党は十三日、「介護保険実施三年の見直しにあたっての緊急要求」を発表。それをうけて、国への要求を国会議員団として申し入れたものです。