日本共産党

2003年2月9日(日)「しんぶん赤旗」

12日に党首討論開催

野党4党 三割負担凍結法案提出へ


 今週の国会は、十二日に衆院予算委員会で一般質疑を行うなど、〇三年度予算案の審議を続行します。また、十二日午後、今国会初めてとなる党首討論を行います。日本共産党からは志位和夫委員長が小泉純一郎首相に質問します。

 予算審議を通じ、小泉政権の経済政策の手詰まり、イラク問題でのアメリカ追随、政治とカネの問題での開き直りぶりがはっきりしてきました。とくに志位委員長の質問では、首相が答えに窮して問題をすり替える場面もしばしば。志位氏から「首相は困ったことを聞かれると、聞かれてないことを答える」とたしなめられたほどでした。

 十二日には、野党四党が、医療費のサラリーマン本人負担を現行二割から三割に引き上げる負担増を凍結する「三割負担凍結法案」を衆院に提出します。同法案は、六日に行った関係団体向けのヒアリングでも「日本医師会としてまったく同じ方向を向いている」(日本医師会・青柳俊副会長)と、各層から期待を集めています。

 日本医師会は六日に自民党の山崎拓幹事長に負担増凍結を要請。自民党内からも四月からの三割負担実施を見直す声もあがっています。

 しかし、公明党の坂口力厚労相はじめ小泉内閣はあくまで、四月実施に固執する姿勢です。

 十四日の衆院本会議で、配偶者特別控除の廃止、消費税の免税点の引き下げ、たばこ、発泡酒増税などの庶民増税を盛り込んだ所得税法「改正」案と、公債発行特例法案の趣旨説明と質疑を行います。

 十三日には、衆院憲法調査会が、基本的人権、統治機構の両小委員会を開きます。


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