2003年2月8日(土)「しんぶん赤旗」
パート労働者の均等待遇実現や時給1000円以下の労働者をなくそうと、「パート、最賃、底上げ総行動」が7日、東京都内で行われました。
主催は全労連パート臨時労組連絡会や生協パートタイム労働者懇談会など。全国から集まったパート労働者たちは駅頭宣伝や国会請願デモをくりひろげ、決起集会に四百五十人が参加しました。
「マイナス人勧に関連して賃下げ提案がだされた。一円たりとも認めない。均等待遇もとめストを構えてたたかう」(東京・板橋公共一般)、「昨年末に連絡会を結成した。県内全自治体に最賃引き上げの制度をつくるよう行動する」(神奈川)などと、参加者がたたかいを報告しました。
野党四党でつくるパート議員連盟から日本共産党、社会民主党、民主党の議員があいさつし、自由党からメッセージが届きました。日本共産党からは吉川春子参院議員があいさつしました。
主催者あいさつで熊谷金道全労連議長は、「パート労働者は基幹労働者になっているのに一般労働者の45%の賃金で働かされている」と告発。均等待遇に背をむける政府・財界はグローバル化をいうが、ILOのパート条約を批准するなど働く条件こそグローバル化すべきだとし、労働法制改悪を許さないたたかいをパートの均等待遇とともに全力でとりくむとのべました。集会後、参加者は国会議員要請にむかいました。