2003年2月7日(金)「しんぶん赤旗」
アメリカのイラク攻撃の動きが緊迫するなか、「なんとしても戦争を回避したい」と十四日夜に東京・明治公園で大集会を開くことをよびかけている文化人十四氏を代表して劇作家の津上忠氏が六日、国会内で会見しました。
津上氏は「いまの戦争は核戦争につながる。イラク戦争は反対です。大集会を絶対に成功させたい」と、力をこめて語りました。
また、この日出席できなかった呼びかけ人のメッセージが紹介されました。
「戦争は絶対反対です。平和的解決を望んでやみません」(エッセイスト海老名香葉子さん)、「石油のためにアラブの子どもたちを殺す計画は絶対反対。アメリカは常軌を逸しています」(シナリオライター小山内美江子さん)、「私は戦争のため、最愛の兄を失いました。絶対、イラク攻撃をやめて下さい。子どもや女性や高齢者が泣くのです。兄の涙は見たくない」(元NHKアナウンサー酒井広さん)、「暴君ブッシュ二世にブレーキをかけるため世界は立ち上がるべきです」(脚本家ジェームス三木さん)、「あらゆる思想の違い、立場の違いをこえて、平和であることを呼びかけましょう」(音楽評論家湯川れい子さん)。
大集会のよびかけにたいして賛同が相次ぎ、吉永小百合さん(俳優)は「いま、私達みんなで声を出してイラクの子どもたちの命を守りましょう」、渡辺えり子さん(俳優)は「人が人を殺す戦争は反対です」と、メッセージを寄せました。
会見には全労連の西川征矢副議長と陸・海・空・港湾労組二十団体から大野則行・航空安全会議議長ら労働組合の代表が同席。各労組に参加を要請していることを明らかにしました。