2003年2月2日(日)「しんぶん赤旗」
二〇〇四年度の年金改定と来年度の年金給付カットについて、一月三十一日、全日本年金者組合と日本共産党国会議員団が懇談しました。日本共産党の小沢和秋衆院議員、井上美代参院議員が出席しました。
年金者組合は、四月から予定されている物価スライド凍結解除による年金給付額0・9%カットの問題で、「現在受給している人の給付額をカットするのは初めての事態で許しがたい」と強調。昨年十二月に厚生労働省が発表した「年金改革の骨格に関する方向性と論点」についても、「中身は、保険料引き上げと給付カットであり、どちらにしても高齢者に負担を押しつけるものだ」として、「国民年金だけで生活している高齢者も多い。これ以上の負担増は死ねというようなもの。年金改悪を食い止めるために、力を合わせたい」と訴えました。
小沢氏は、「物価スライド凍結解除をやめさせるために全力を尽くしたい。粘り強い運動が必要だ」と語りました。井上氏は、「支援費制度をめぐる障害者の命の訴えが厚労省を動かしたように、絶対に引かない≠ニいう気迫のこもった運動をつくっていきましょう」と呼びかけました。