2003年1月25日(土)「しんぶん赤旗」
佐々木氏は、消費税増税での公明党の公約違反ぶりを追及しました。
消費税増税について坂口力厚生労働相は「社会保障の財源について税制全般について議論しないといけない。この部分(消費税増税)を除く、除かないといっているわけではない」とのべ、消費税増税を容認する姿勢を示しました。
佐々木氏は、公明党が九二年参院選重点政策で「消費税の廃止」と明記するなどもともと反対していたこと、坂口氏自身が「公平な税とは『所得の多い人からはより多く、少ない人からはより少なく』が原則です。消費税はこの原則から大きく外れているので廃止をいたします」と明記していた九〇年二月の選挙公報のコピーを突き付け、「国民にたいする公約は大したことないと。結局、大企業や高額所得者には負担をかけたくない、公約を破棄しても庶民には消費税を重くかぶせる。そういう発想は非常に問題だ」と批判しました。
坂口氏は「公約は未来永劫(えいごう)これでいくことではない。時代が変わればそれに対する考え方も変わっていく」と開き直りました。
佐々木氏は、「逆進性の基本性格は今も変わっていない」「時代が変わったんじゃない。公明党と大臣の姿勢がクルクル変わった。こんな国民を愚弄(ぐろう)したやり方はない」と批判しました。