2003年1月21日(火)「しんぶん赤旗」
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有事三法案の廃案を求め、イラク戦争に反対する「緊急院内集会」が二十日、東京・永田町の衆院第二議員会館内で開かれました。
市民・宗教者ら二百人が参加し、「何がなんでもイラク戦争を止めさせ、有事法案を廃案に」と党派を超えた団結と運動のいっそうの強化を誓い合いました。
集会を呼びかけたのは、平和を実現するキリスト者ネット、平和をつくり出す宗教者ネット、戦争反対・有事法案を廃案へ!市民緊急行動の三団体。三十カ国以上でイラク攻撃に反対する大規模な集会・デモが行われ、武力行使に多くの政府が反対しているなかで、小泉政権だけがアメリカに追随していることに批判が相次ぎました。
政党を代表して日本共産党の志位和夫委員長、社民党の土井たか子党首があいさつ。
志位委員長は、「戦争を許せない」という運動が世界各国で広がっていることを指摘。「話し合いによる平和解決が世界の流れ。戦争の扉を絶対に開けさせるわけにはいかない」と訴えるとともに、有事法案を「廃案に追い込むために全力でたたかいぬく」とのべました。
共産党、社民党、民主党、無所属の衆・参国会議員三十九人が“一分間発言”に立ち、戦争を食い止め、有事法制を阻む決意をのべました。
宗教者ネットの木津博充(日本山妙法寺)、市民緊急行動の富山洋子(日本消費者連盟)の両氏が主催者あいさつ。「殺すな、殺させるな」と訴えました。
十八日に東京・日比谷野外音楽堂で開いた「ワールド・ピース・ナウ1・18」の実行委員でピースボートのチョウ・ミス、チャンスの内山隆の両氏や市民団体、航空安全会議、YWCA、全日本海員組合などの代表があいさつしました。