2003年1月18日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党広島県委員会と中林よし子衆院議員、林とし子参院議員は十七日、大手自動車メーカー、マツダのサービス残業(ただ働き)是正を求めて広島労働局と交渉しました。
マツダの職場では、労働者の告発を受けて労働基準監督署が動き、指導によって(1)始業と終業の記録の方法を変更し、厚生労働省「通達」にそったものにかえる(2)フレックス職場は毎週水曜日を定時退社の日とし、就業規則に盛り込む(3)長時間残業の規制として午後十時に消灯する―などの改善が始まっていることが明らかになっています。
こうした動きに、労働者が「これで少しはゆとりある生活になるかも」と喜びの声を上げています。また「未払い賃金分も払ってほしい」という要求も広がっています。
中林、林両議員らは、改善とともに未払い残業代をさかのぼって支払うよう主張。サービス残業是正を労働局・労基署としてもさらにすすめてほしいと要望しました。
広島労働局側は「違法を確認できれば未払い賃金を払うよう指導する」と回答しました。
交渉には、鍵浦俊文県委員長、マツダ出身の中原ひろみ広島市議、「マツダのサービス残業をなくす会」の畠山一行代表らが同席しました。