日本共産党

2003年1月17日(金)「しんぶん赤旗」

国立大法人化、教育学部統廃合

法案提出許さない運動を

日本共産党国会議員団 28団体と懇談

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日本共産党国会議員団と国立大学法人化・教員養成系学部の統廃合問題での懇談会=16日、衆院第2議員会館

 日本共産党国会議員団は十六日、各地で国立大学の法人化や教員養成系学部の統廃合問題に取り組んでいる団体などに呼びかけ、国会内で懇談会を開きました。懇談会には岩手の教育と岩手大学教育学部の関わりを考える会、山形大学教育学部の灯を守ろう県民連絡会など各地の団体や全大教、北海道、静岡、熊本などの大学教職員組合の代表ら二十八団体、九十八人が参加しました。

 山形連絡会の鈴木輝男氏は、山形大学の教育学部をなくして独自に三十人学級を広げていくことは困難であるとして、「三十人学級の実現に向けた大きな国民運動を展開し、それを運動背景にし、教育学部の存続を求める道が開ける」とのべました。

 全国大学高専教職員組合の三宅則義副委員長は、大学内で法人化の不安と不満が広がっており、昨年四月から六百人以上組合員が増えるなど新たな可能性が広がっていることを紹介しました。

 東京都立大学・短期大学職員組合の大串隆吉委員長は、公立大学や公立病院の独立行政法人化の法案が準備されていることなどを説明。「国会に法律が出るまでに反対運動をしていきたい」とのべました。

 報告した石井郁子衆院議員は「統合反対の運動の広がりは大きな前進であり画期的」とのべ、法人化の「法案提出を許さない、この時期のたたかいが非常に重要」と呼びかけました。

 山田和弘釧路市教育長らからメッセージが寄せられ紹介されました。

 児玉健次、山口富男、吉井英勝の各衆院議員、紙智子、畑野君枝、林紀子、宮本岳志、吉岡吉典の各参院議員、行方克也党学術・文化委員会責任者が出席しました。


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