2019年12月3日(火)
沖縄の思い最優先
赤嶺氏 首里城再建で求める
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日本共産党の赤嶺政賢議員は11月27日の衆院沖縄北方特別委員会で、10月に火災で焼失した首里城の再建について、県民の思いを最優先にして取り組むことなどを求めました。
赤嶺氏は、首里城が唯一無二の建築的な価値を持ち、琉球文化の象徴として「沖縄の人の心のよりどころになってきた」と指摘。沖縄戦で焼失した首里城の復元(1992年)は「戦争で灰燼(かいじん)に帰した沖縄の発展を願うシンボルだった」などの県民の声を紹介しました。
赤嶺氏は「再建事業は、歴史的意味や県民の気持ちに政府が敬意を払い、県民の思いを最優先にして取り組むべきだ」と主張。衛藤晟一沖縄北方担当相は「県や地元の人々の意見をうかがいながら、全力で取り組む」と応じました。
赤嶺氏はさらに「92年の復元以降に分かった新しい知見を踏まえた再建計画にすべきだ」と主張しました。衛藤氏は、有識者から同様の意見を受けたと述べ「指摘の重みをしっかり受け止め検討する」と答えました。
再建にあわせて中城御殿や円覚寺、御茶屋御殿など周辺の史跡整備を求める声が上がっていることについて、衛藤氏は「県や市から要望があれば、できるだけのことをしたい」と答弁しました。