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2019年11月25日(月)

空飛ぶのは小鳥だけがいい

米軍部品落下2年 保育園関係者つどい

沖縄・宜野湾

写真

(写真)県内小中学生らがバトントワリングを披露=24日、沖縄県宜野湾市

 沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地近くの緑ケ丘保育園で起きた、米軍ヘリ部品落下事故から来月で2年となるのを前に、同園関係者と有志でつくる実行委員会は市内で24日、音楽やトークの交流イベント「ことりフェス~お空を飛ぶのは小鳥さんだけがいいな」を開き、500人が参加しました。

 同イベントの開催は昨年に続き2回目。米軍機の保育園上空の飛行停止を求める同園の保護者らによる「チーム緑ケ丘1207」の宮城智子会長があいさつし、「子どもたちにどうしたら安心・安全の空をつくってあげられるかを、考えていきましょう」と呼びかけました。

 同園保育士の女性(28)は、一向に減らない米軍機通過時の、園児らの様子を紹介しました。「泣きながら保育士に飛びついてきたりする。変わらないことは悔しい」と訴えました。

 「チーム緑ケ丘1207」書記の女性(46)は、要請を何回行っても国が何の手も打たない中で迎えた2回目の開催の意義について「多くの人が、気が付き声を上げ、国を動かせたらと思う」と語りました。

 沖縄民謡歌手・古謝美佐子さんの歌やバトントワリングなどが披露され、手づくりのカレーも振る舞われました。


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